不動産相続手続きを司法書士に任せるメリット

不動産相続は、所有している人を被相続人から相続人の名前に書き換えるなどの手続きが必要です。この手続きは司法書士が代理で行ってくれる相続登記と呼ぶ手続きです。ちなみに、不動産相続においての司法書士の役割は、相続登記・抵当権抹消登記・遺言書の作成や検認・遺言執行・遺産分割協書の作成・相続放棄などになります。この中には、弁護士に相談することができる業務も含まれますが、相続登記は司法書士に依頼して遺言書の作成などは弁護士など、2つの専門家に相談するとなると手間も掛かるし費用も掛かる、このような理由で司法書士に一任される人も少なくありません。

不動産相続における登記自体は、必要書類を集めて申請書類などを作成し、それを管轄になっている法務局で行えば良いので一般の人が手続きをすることも可能です。しかし、法務局は平日の日中のみで土日は休みになるので会社員などは会社を休んで法務局に出向かなければなりません。それと、書類に不備があると何度も法務局に通う必要もあるなどその都度会社を休むわけには行かない、このような理由から最初から専門家に委ねる人が多いわけです。なお、忙しくて自ら手続きする時間がない人はもちろん、不動産の権利関係が入り組んでいて法律の知識が必要になってしまうなどのケースや相続することになった不動産が複数あり煩雑になっているなど、司法書士に任せた方がスムーズに不動産相続ができることも少なくありません。